雨上がり決死隊の笑いについて |
雨上がり決死隊の笑いは、ハードな宮迫さんのボケと |
雨上がりが2人でフリートークをする場合、 |
その他の芸人とからむ場合なのだが、 その際、雨上がり決死隊のコンビの関係は完全に変わる。 「蛍原さんが宮迫さんのボケの道具になるからである。」 これが雨上がり決死隊らしいコンビとしての笑いである。 同じ天然素材メンバーだったFUJIWARAやバッファロー吾郎などだと、 コンビでお決まりのギャグをしてお決まりのツッコミをするという 本来、コンビでできる笑いを雨上がり決死隊はやらない。 蛍原さんの中身のない発言に対して頭を思いっきりしばく宮迫さん。 ドロップキックの対象として蛍原さん。 宮迫さんの自慢話の落差のためにネタフリにされる蛍原さん。 ボケとツッコミの関係がなくなる。 |
上記で、「雨上がり決死隊は2人きりだとかなり厳しく感じる」と書いたが、 例えば、たくさんの出演者の中の1組、たくさんのひな壇の中の1組だったりすると、 コンビの関係を変えた笑いでやっていけるのだが、 コンビとしての1組としてまとめてしまうと非常に弱くなる。 それが顕著に表れているのが「コンビとして司会」をしている時だ。 コンビ単独の場合「ボケの宮迫&道具の蛍原」の関係に持って行けない。 「ボケの宮迫&司会の蛍原」という姿があるだけである。 申し訳ないが、「アメトーーク!」の成功を司会者のおかげだとは誰も思っていない。 もし思っているならそれは錯覚である。まず企画ありき。そしてゲストありきの番組だからだ。 |
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●2000年05月20日初回更新日 ●2010年02月26日追記・修正更新日 |