ダウンタウンの人気について


ダウンタウンの人気に火がついたのは、デビュー5年目にしての
初メインのレギュラー「4時ですよーだ!(MBS)である。
「HEY!HEY!HEY!(CX)」に出てくる大阪出身のミュージシャンで
「4時ですよーだを観ていました」などや「2丁目劇場で追っかけしていました」などと
言うゲストの比率が高いというのからも想像がつくように
実際「4時ですよーだ!」のパワーはすごかった。
放送は夕方4時からの生放送だったが、視聴率は15%ほど取っていた。
当時はコンサートや写真集といったアイドル的な仕事もしていた。
レギュラーもなんと15本。 当時の吉本の会長に対して、松本さんの一言。
「庄之助!殺す気かぇ」


しかし、それは大阪だけの話で、東京では、ほとんど知名度は無かった。
そして、「ガキの使いやあらへんで!」、「笑って!いいとも」、「夢で逢えたら」など
本格的な東京進出となるのだが、やはり売れるのには時間がかかった。
「全員出席!笑うんだってば(NTV)」という番組にいたっては、
ゴールデンでありながら、初回の視聴率は2%ぐらいだったと記憶している。
当時、とんねるずウッチャンナンチャンに、人気では完全に負けていた。
しかしその後、ダウンタウンの時代はやってきた。


ダウンタウン人気絶頂期というのは、’94〜96年頃、
松本さんが「遺書」、浜田さんが「WOW WAR TONAIGT」で、
コンビでダブルミリオンを取ったときであろうか。
それはもうダウンタウンブームと言ってよかった。
しかし、例の事件で「ダウンタウンのごっつええ感じ(CX)が終了してから、
今に至るまで人気は下降気味ではある。
正直これからのダウンタウンはどこに行こうとしているのかわからない。
”武道館で漫才をやる”と、何年か前、言っていたが、その兆しも全く見えない。


お互いピンの仕事が増え、2人でコントをして笑いを創るという事が無くなった。
お笑い番組でなく、バラエティー番組にシフトしつつある。
実際に、このままだとダウンタウンの人気は下降するばかりであろう。
決しておもしろくなくなったわけではない
それはもう、見るたびに必ず笑わせてくれるが、パワーが感じられなくなったのも事実。
松本さんがあれほど嫌がっていた「普通のタレント」
なりつつあると感じるのは私だけであろうか?
ボクシングをするのはかまわないが番組でやらなくても…とは思う。
なんか、何年か前の「ダウンタウンのものごっつええ感じ(CX)で、
視聴率が9%(関東)だった頃から、何かがおかしくなってはきてないだろうか?
そして、「映画を作る」という松本さんの言葉。
もう、テレビの世界では何もやりたくなくなったのだろうか?



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●2000年04月01日初回更新日
●----年--月--日追記・修正更新日