ナイナイが売れた理由の1つに、たくさんの漫才の賞を受賞した事があげられる。
その中で、賞を獲得した「恐怖症」のネタとういのがある。
仕事を探しに来た岡村さんと、面接官の矢部さんとのやり取りなのだが、
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(矢部さんに指をさされ、岡村さんはコミカルによける、
また指をさそうとすると、さらにものすごい速さでよける。)
矢部:「なんで、そんなによけるんですか?」
岡村:「先端恐怖症なもので…」
(そして、その時)
矢部:「あっ!ゴキブリや!」
(それに驚いた岡村さんは、ピョンと矢部さんの肩に飛び乗る)
矢部:「な、何ですか!」
岡村:「昆虫恐怖症なもので」
矢部:「そうなんですか。もう向こう行きましたよ。
大丈夫ですから、降りてください。」
岡村:「…。」
矢部:「いや、降りてくださいっ。」
岡村:「…。すいません、高所恐怖症なもので。」
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このネタの構成のすごさとして、ボケが鎖状につながっており、
ボケが次のフリになっていくパターン。非常によくできている。
これらのネタを引っさげて、
デビュー1年目に、今宮戎新人漫才コンクール
デビュー2年目で、ABCお笑い新人グランプリ最優秀賞
(大阪では1番大きな新人賞かな)
そして平成5年には上方お笑い大賞銀賞受賞である。
(銀賞というのは最優秀新人賞のことであって、2等ということではない)
新人賞総ナメである。これはダウンタウン以来である。 |