FUJIWARA 原西孝幸について


FUJIWARA原西さんは、とてもアホな発想で独創的なボケをする。
そのセンスは、今までに無く、そしてこれからも無いだろうと思わせる程の独創性がある。
「理に適っていない笑い」というか、今まで誰も気づけなかった新境地を切り開いた笑いだと思う。


原西=ギャグというイメージが大きいだろうが、
(最近では、FUJIWARAのキャッチコピーが「ギャグマシーン」になってしまうほどだ。)
当然それだけではない。リアクションというのも大きな武器である。
FUJIWARAはトークの実力もありながら、体を張って笑わせてくれる。
熱湯や冷水はもちろん。その他、ピッチングマシーンや、低周波治療機。サソリを口に入れる。頭上3メートルから落下してきたスイカを頭で割る。などなど。
しかし、ただそれらを純粋にやるだけでは笑いは生れない。やはり、「リアクション」がモノを言う。
いわゆる、大げさに痛がっているだけのリアクション芸人とはワケが違う。
頭上3メートルから頭にスイカを落とされた時のリアクションは、
「い、痛いっ!…そして甘い…」である。
表情、声、動き、発言、全てをまとめて「最高のリアクション」と言える。


そして、動きの笑いも大きな武器である。
ぐにゃぐにゃに動いたり、カチンカチンに動いたり。
通常、人間では曲がらないような関節も曲がっているかのような動き。
もちろん、動きの笑いを得意とする芸人さん達もたくさん存在する。
しかし、ただ機敏に動けるとかそのような次元ではなく、
原西さんの動きの芸は、しっかり笑いを生む動きなのである。
映画「大日本人」では「動き」を買われた配役であった。


さらに、顔芸をも得意とする。
当然、顔芸を得意とする芸人さん達もたくさんいるが、
原西さんは、そのような単に変な顔をして笑いをとっているわけではない。
顔を両手で、はさんで狭い顔を作る。変な顔なのではなく、おもしろい顔なのだ。
しかし、この顔芸を山崎邦正さんが「ガキの使いやあらへんで!」でパクっていた。
原西さんのギャグは他の芸人にも、とてもよくパクられる。
そのパクる代表格は、雨上がり決死隊宮迫さんであったり山崎邦正さんだったりする。
「さんまのまんま」で明石家さんまさんと共演し、
そこで、最初はGood!というギャグ披露したのだが、
それがきかっけで、他の番組でさんまさんが「最初はGood!」をパクっていた。
原西さんにとって自分のギャグをパクられるのは宿命なのかもしれない。


そして、さらにさらに原西さんの代名詞ともなるだろう一発ギャグも最大の武器だ。
大まかにカテゴリ分けしてみた。(ネタバレしないよう、ギャグの一部だけを書いています)
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動き系:ロイロイロロイ、なるほどな、ガインゴインダンス、ポクチン、ホンマすいません
掛詞・ダジャレ系:1,2,ぜんたーい〜、最初はGood!、東西南僕、マタニティー、たすぅケツぅ
勢い系:イソフラボン!、ハイテンション将棋、デカプリオッ!、勢いモノマネ
三段オチ系:〜リクライニング、〜メスざる、〜こんな足、〜ゆがむ
顔系:こんな顔してやってくるぅ〜、ニーハオ
肯定系:生きる!、いるいるいるいる〜
不条理系:ハト胸ネコ背、背骨を引っこ抜いたら〜、吉本初のインド人、I am You am ハナデッカマン、耳祭り、乳首の席替え、三文字違い、みんな、俺やで!、そしてフライアウェイ!、上半身下半身〜、時間通りにやって来たけど〜、
替え歌系:ちびまるこちゃん、世界にひとつだけの花、サザエさんBGM、千の風になって
フレーズ系:頭隠して〜、
オチ普通系:空を見ろ!〜、1,2,3,4!
などなど。
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しかし、東京進出直後、全国ネットでこれらのギャグをすると、
ほぼ、絶対的に観客はポカ〜ンとしていた。100%スベっていた。
芸人出演者にだけは、ウケていたという状況だったが、
ここに来て、やっと、ギャグ=原西という図式が浸透してきた


今までずっと、東京でギャグがウケなかった要因は、
東京で気合が入りすぎている原西さんにも問題があるのだろうが、
自らが、今からおもしろい事やります!というフリでやってしまう為、
そこが関東の方には珍しく、受け入れ態勢が作ってもらえず、ただポカ〜ンとされる。
スベるというよりも、唖然とされていると表現した方がいいだろうか?
「ロイロイという言葉の意味とは何なのだろう?」などと、考えられてしまうのだろうか?
そして、その時、原西さんは額から嫌な汗を流すのだ。
ちなみに、めちゃイケ「シンクロテイスティング」の岡村さんとの合わせた動きは
原西さんの持ちギャグの動きを元にしている。


ただ、本来「ギャグ」というものは、誰もがマネしやすく、
日常の会話にさらっと入り込んでくるものである。そして浸透していくものである。
しかし、原西さんのギャグは本人以外の誰もマネできない。
とても難しく、安易にマネできないのである。
動きを得意とするナイナイ岡村さんやペナルティ ワッキーさんでさえ、
「できない・どうやってるかわからない」と語る。
別に無理に流行らせる必要はなく、私達視聴者を笑わせてくれればそれで良いとは思うけれど。


原西さんの魅力は、そんな一発ギャグばかりではない。
しっかりとしたトーク力もある。そしてアホな発想でボケをかます。
いつ、どんな場面で、どんなフリをされても、必ず笑いを生み出す。
お笑い芸人が一番嫌がる、「なんか、おもしろい事してよ。」といったフリにも
全く、怯むことなく、あの独創的なボケで必ず立ち向かって行く。
あの姿はとてもカッコいい。芸人根性バリバリである。


それに、ボケ担当ではあるがツッコミでさえも武器である。
(初期は、ツッコミ担当であった。)
何よりも着眼点がすばらしい。しかも、それが速い!そして的確!冷静!
ボケが言い終わるよりも先にツッコミを入れるぐらい速い。
それは、まるで相手のボケを先読みしているようである
そのツッコミのすごさ挙げて見よう。番組で相方のフジモンが韓国から電話をし、
日本にいる原西さんに対して、ボケた。
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藤本 :「なにやってんねん!早よ、韓国に来いよ!」
原西 :「お前、今、どこで待ってるねん?」
藤本 :「韓国海苔の横で待ってるわ」
原西 :「いっぱいあるわ!韓国海苔の横はいっぱいあるわ!」
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フジモンのボケもおもしろいのだが、原西さんのツッコミもすごい。
これには、ボケたフジモンも爆笑であった。
正直、他のツッコミ専門の芸人さん達でさえ適わないであろう。
私個人としては、ギャグよりもこの速くて冷静なツッコミに感心してしまう。


そして、最近の芸人がよく使う言葉のひとつで、
言葉を短く切ってツッコんでいるのを耳にした事はないだろうか?
「でかっ!」「はやっ!」「みじかっ!」などだ。
はっきり言って、これはFUJIWARA原西さんが初である。(私的な見解です)
FUJIWARAの活動は大阪中心が主だった為かよくパクられる事が多かった。
しかもパクる方は、それを全国ネットでやってしまうため、
オリジナルであるにも関わらず原西さんはそれができなくなってしまう。
この言い切りのツッコミは、原西さんが初であり、
その後、パクリ芸人が東京へ持っていったという経緯だろう。
しかし、実際に流行らせたのはダウンタウン松本さんだと思う。
松本さんも言い切りのツッコミについて、流行らせたのは自分だが、
考え出したのは自分では無いと言っている。そう!考え出したのはFUJIWARA原西さんである。


さらに、芸人さんが形容詞を表現する手段として
「ものすごい○○」「ものすごっ○○」という言い方をするのも、
よく耳にはしないだろうか?(一時期は、「めちゃめちゃ○○」が主流だった)
実は、これもFUJIWARA原西さんが初である。
(または、笑福亭鶴瓶さん、西川のりおさん。)


さらにさらに、大阪芸人の多く見られるツッコミとして、
「どんだけ〜○○やねん!」といったツッコミが多用されるようになってきた。
ひょっとしたら東京へ流れるのも時間の問題であろう。
「どんだけ好きやねん!」「どんだけ食べるねん!」「どんだけ必死やねん!」
といったような使い方をする。これも原西さんが初である。
原西さんのこういったギャグやツッコミ、そして、笑いを生みやすい言い回しなど、
他の芸人さん達がパクりたくなってしまうのもうなずけはする。
このように広いお笑い界、似たり寄ったりの芸風があふれている中で、
原西さんの笑いのパターンは、とても独創的であることが解って頂けたであろうか?


なかやまきんに君の名付け親でもあり、
また、麒麟田村に貧乏話を推して行けとアドバイスをしたのも原西さんである。


昔、ロンブーの亮とよく間違えられていたご自慢の金髪
「岸和田少年愚連隊」という映画でのヤンキー役(役名ゴリ)がきっかけだ。
おそらく、ずっと金髪にしていたせいか、最近、髪の毛が薄くなってきた。
相方のフジモン曰く、「原西、ハゲたらFUJIWARA解散!」
(なぜか、元天然素材のメンバーのボケは髪が薄い人が多いね。)
ちなみに、今現在の揃った前髪はフジモンのアイディアである。



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●2000年03月04日初回更新日
●2008年04月24日追記・修正更新日